セルフ脱毛サロンは有人運営 or 無人運営?各要綱がわかると方針が決まる!

セルフ脱毛サロンは有人運営 or 無人運営?各要綱がわかると方針が決まる!

セルフ脱毛サロンは、自分で脱毛機器を使用し施術する脱毛サロンです。株式会社リクルート・ホットペッパービューティーアカデミーの「男女のムダ毛・脱毛に関する意識調査」内「セルフ脱毛サロンにおける体毛・ムダ毛処理の実施頻度」(2022年11月時点)によると、調査したすべての年代の男女で、それぞれ89%以上がセルフ脱毛サロンで体毛・ムダ毛処理を実施したことがないと回答しました。しかし、今後の利用意向では特に15歳から24歳、いわゆるZ世代の女性のうち56.8%がセルフ脱毛サロンの利用意向があるとわかりました。男性でも15~19歳の42.6%に利用意向があり、若者を中心にセルフ脱毛サロンを利用したいと考える人が増えています。

若者から注目が集まるセルフ脱毛サロンにビジネスチャンスを感じ、起業を考える人は多いでしょう。しかし実際に開業するとなると、どのような層をターゲットにし、どんなサービスを売りにするかといった運営方針を確立することが必要不可欠です。事前に運営方針が固まっている企業は、迷わず進むことができます。

そこで本記事では、セルフ脱毛サロンの有人運営、無人運営それぞれの特徴や実際に運営する際のポイントなどを解説します。

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運営方針ごとの特徴

個人事業の運営では、それぞれの方針によって費用やサービスのクオリティなどが大きく異なってきます。特にスタッフを雇う有人運営とシステムや機械に頼る無人運営では、同じセルフ脱毛サロンでも特徴はそれぞれ異なります。

メリットデメリット
有人運営・トラブル対応の迅速性
・顧客のサポート
・スタッフの人件費
・予約の煩雑化
無人運営・人権費の削減
・24時間運営が可能
・顔を合わせないことによる気軽さ
・初期投資やメンテナンスの費用
・機材説明サポートの限界
・トラブル対応の遅れ

1.有人運営

セルフ脱毛サロンにおける有人運営は、特に顧客体験のクオリティと安全性が保証されていることにメリットがあります。スタッフの常駐で、機器の操作方法や脱毛処理に関する細やかなアドバイスを直接提供することが可能です。これによって顧客は、自信を持って処理を行い、エラーや不適切な使用を避けることができます。有人運営の安全性は、衛生状態の維持や機器のメンテナンスが適切に行われることで確保されます。

他にも、スタッフがいることで問題や緊急事態が発生した際に迅速に対応でき、顧客の不安を軽減します。人間的なコミュニケーションを通じた接客を求める顧客をターゲットとするなら、有人運営で顧客満足度やロイヤリティを向上させることが有効な手段です。

有人運営にはスタッフ1人あたりの人件費、アルバイトであれば時給1,000円~1,500円ほどがかかります。セルフ脱毛サロンの運営は、個人サロンなどと比べて初期費用が大きく顧客単価が安いため、具体的に計画を立てて雇用することをおすすめします。

2.無人運営

セルフ脱毛サロンにおける無人運営は、運営効率や顧客利便性の向上などに貢献できる方針です。特に注目される点は、人権費が発生しないことによるコスト効率の良さと24時間稼働による顧客損失の減少です。特に24時間稼働の実現は、現代の忙しいライフスタイルに寄り添った利便性で多くの顧客を惹きつけます。

しかし、無人運営では直接的なサービスができない点をロイヤリティが損なわれるとするか、プライバシーが守られると取るか、自社のコンセプトによって考え方が変わってきます。無人運営の場合、有人運営でスタッフが行う業務をシステムに頼ることが不可欠で、スタッフがいないことによるトラブル対応の遅れなども事前に対策を練らなければいけません。

スタッフ採用で失敗しないための要点

1.採用する目的を明確にする

どのような役割のスタッフを採用するのか、どの仕事を任せるために雇うのかなど目的を明確にしてから求人情報を公開する必要があります。採用後に何の仕事をするか明確でなければ、応募者の減少や採用後のトラブルが発生します。

セルフ脱毛サロンであれば、機器の説明をするスタッフ、施設内の清掃員、受付・案内などの運営スタッフと多くの役割があります。採用目的をはっきりさせて求人を出すことで、応募者との齟齬が無くなります。

2.採用条件を具体化する

求人情報には、目的の明確化と同時に、内容の具体性が求められます。未経験可や週2日以上勤務など、求める条件を具体的に提示することで、働いたときのイメージがつきやすく、応募者が持つ入社後の違和感を減らすことができます。

採用条件で重要なポイントは、応募の内容や手間のハードルを上げすぎないことです。ハードルの高い希望や条件が多いと応募すらない状態が続く可能性があります。これは外せないという必須条件やこうしてほしいという依頼を明確にし、無理に求めすぎないことで応募者が集まりやすくなります。また応募方法にも無理なハードルを設けず、履歴書不要としたり専用サイトからの応募に切り替えるなど、手間のかからない方法を導入するのも1つの手です。

3.店舗の強みを押し出す

求人サイトなどでスタッフを募集する際、月収〇〇万円以上可能や週2日勤務可能など店舗の強みとなるポイントをアピールが必要です。ただし、強みをひたすら列挙することや誤解を与えるような内容は、逆に求職者を遠ざけてしまいます。ここでは店舗の強みを強調できるポイントを5つ紹介します。

・会社のビジョン:企業の価値観や目指すものを明確にすることで、応募意欲が高まり、求めている人材とも出会いやすくなります。

・環境の特徴:仕事の雰囲気や、店舗の環境など具体的な職場の特徴を示すと、求職者が自分が働く想像がしやすくなります。

・成長の機会:働いて得られるスキルや知識の記載は、やる気のある求職者を得られる可能性が高まります。

・福利厚生:健康保険、有給休暇制度、退職金制度、フレキシブルな勤務時間など具体的な福利厚生の説明があると、求職者は安心して応募できます。

・写真や映像:実際の職場の写真や映像があると、働くイメージがつきやすく、綺麗な店舗であれば働くモチベーションの向上にもつながります。

4.求人方法にこだわる

求人方法はさまざまな種類があり、どの程度の規模で募りたいかやどのようなタイプの人を雇いたいかで適切な方法を選択すると良いです。

・求人サイト:求職者が希望条件を絞って求人情報を探せる、求人募集の最もポピュラーな媒体です。雇用形態やエリア、職種を自分で選ぶため、条件の食い違いが起こりにくくなっています。

・フリーペーパー:コンビニや駅に設置される求人方法で、掲載されるエリアで情報が分かれており、場所に制限があるものの、地域に密着した採用を望む場合には適しています。

・求人検索エンジン:Web上にある求人情報をまとめて検索するシステムで、求職者が多くの情報を得られる代わりに、その多さから埋もれてしまうことがあります。求人情報を発見してもらうためには、定期的な更新が必要です。

・人材派遣会社:クライアントの要望に応じて、最適な人材を紹介する人材派遣では、即戦力となる人材をいち早く獲得できます。

無人運営でおさえておきたい要点

有人運営では、各ポジションに適した人員を配置することで運営が成り立ちますが、無人運営ではどこにどのような機材やシステムを導入するべきかの知識が必要です。無人運営でのおさえておくべき要点を、実際のシステムとともに紹介します。

1.セキュリティ対策

セルフ脱毛サロンの設備は高価であり、盗難や器物損害から守る必要があります。有人運営では、監視するスタッフがついていれば、迅速な対応ができますが、無人運営ではそこまで手が回りません。よって、監視カメラの設置や警報システムなど防犯能力の高いシステムの導入による設備の保護が必要です。

画像引用元:セコム公式サイト

セコムは建物や利用方法のタイプからそれぞれの施設にあった防犯システムを設置でき、考えられる課題やリスクを事前に対策できます。

ほかにもシステムの不正利用や料金未払いでの利用にも気を配らなければいけません。そういった場合には、顔認証システムや事前予約・決済、スマートロックなど、店舗でのトラブルが起こらない対策が有効です。

2.オンラインでの予約

効率的な運営には、顧客がかんたんに予約できる予約システムの導入が不可欠です。無人運営では特に必須で、有人運営でも、オンラインでの予約やオンライン決済、スマートロック機能があると設備利用までのやり取りが簡略化され、顧客獲得の機会を逃すことがありません。

画像引用元:RESERVA公式サイト

特にRESERVA(レゼルバ)は、登録事業者数20万社以上と国内最大級の導入実績を誇る予約管理システムで、入退室を自動管理するスマートロック連携や事前決済が可能なオンライン決済機能など予約管理にとどまらない経営に必要な機能が多数搭載されています。

3.顧客サポート体制

無人運営では、問題が発生した場合に対応できる電話やチャットのサポートシステムが欠かせません。また、脱毛機器の使用方法やチュートリアル映像の用意が必要です。

画像引用元:Chat Plus公式サイト

Chat Plus(チャットプラス)はチャットボット導入に関するサポートを行っており、問い合わせ対応にシナリオに沿った質問への回答やAI会話の機能といった運営方針にあわせた使い方ができます。

4.清掃・衛生管理

常にスタッフを配置しない運営では、クリーニングスケジュールを設定して清掃員が定期的に施設の清掃と消毒を行わなければいけません。設備のメンテナンス、機器の破損など物理的な問題にも対応が必要です。

イオンディライトは、施設とその周辺環境の安全・安心・快適を実現する、設備管理や清掃サービスを提供しています。美観の維持にとどまらず、施設の長寿命化を視野に入れた清掃を実践しており、清掃ロボットや環境に配慮した新たな新機材の開発も進めています。

まとめ

今回はセルフ脱毛サロンにおける、それぞれの運営方針の特徴やポイントについて解説しました。顧客満足度、セキュリティ、人件費などさまざまな観点から自分の店舗にあう方針を決めてからの開業がおすすめです。セルフ脱毛サロン経営を考えている人はぜひ参考にしてください。

セルフ脱毛サロン運営には、予約システム「RESERVA」がおすすめ!
画像引用元:RESERVA公式ホームページ

セルフ脱毛サロンにおすすめの機能が豊富な予約システムRESERVAを紹介します。
RESERVA(レゼルバ)」は導入数20万社を超え、国内シェアトップクラスの実績を誇るクラウド型予約管理システムです。RESERVAは、業界・業種問わず350種類以上の業態で利用されています。

パソコン・スマホ・タブレットに対応しており、最短3分で予約システムを作成できます。管理画面もシンプルでわかりやすいため、初めての予約システムに最適です。予約受付・顧客管理をはじめとする多くの機能が無料から利用可能で、開業直後の忙しい時期でも使うことができます。

顧客管理や予約業務をシステムに任せることで、有人運営でも無人運営でも多くの予算と時間を削減できます。ぜひ利用を検討してみてください。